ささやかな話

好きなもののことばかり書こうと思います

あの頃の30年後の未来の武道館で

オザケン(敬称略)の「LIFE再現ライブ」に行ってきた。 もっと正面から撮ればよかった 1日経ってもふわふわと余韻に浸ったままで文章がまとまらないけれど、明日になればまた生活(仕事)に帰らなくてはならないので、今日のうちに書けることを書いておく。…

WIREの夏、日本の夏

今週のお題「まつり」 夏が来れば思い出す。 ダンスフロアーに華やかな光。 屋外の音楽フェスにはほとんど行ったことがないけれど、石野卓球氏が主催していたテクノイベント「WIRE」には毎年のように参加していた。 最初は2002年のさいたまスーパーアリーナ…

だだちゃ豆祭り

今週のお題「夏野菜」 毎年8月になると、母方の親戚から大量の「だだちゃ豆」が届く。 母のふるさと、山形県鶴岡市特産の枝豆だ。 「だだちゃ」というのは庄内地方の方言で、「お父さん」「親父」のことらしい。 各親戚がそれぞれたっぷり送ってくれるので、…

金曜午後のてつふら

今週のお題「ラジオ」 金曜は在宅で仕事をすることが多いので、急ぎの業務や打合せがなければ、だいたいラジオを流している。 TOKYO FMの「TOKYO TEPPAN FRIDAY」、略して「てつふら」。 中西哲生さんと横山ルリカさんがパーソナリティの自称「教育番組」だ…

動物のお医者さんシンドローム

今週のお題「名作」 数年前にTwitterで「#私の動物のお医者さんシンドローム」というハッシュタグが盛り上がったことがあった。 漫画『動物のお医者さん』の思い出のシーンやフレーズにまつわるもので、どれも懐かしいなと思いながら読んでしまった。 togett…

Take Me Out to the Football Game

今週のお題「外でしたいこと」 すっかりインドアな人間になってしまったので、外でしたいことがなかなか思いつかない。 猫と一緒に家にいるのが楽しいのと、コロナ禍で家にいることに慣れてしまったのと、年をとって気力や体力が衰えたせいもあると思う(残…

伊勢のおじさんの赤福

今週のお題「あんこ」 職場で旅行のおみやげの話をしていたとき、「関西方面に行ったら赤福を買って帰る」と言う人がいた。 赤福は思い出の味だ。 子どもの頃、三重県の伊勢市に住んでいた親戚のおじさんが、関東に来るときにいつも持ってきてくれたのだ。 …

今日の良かったことを3つ思い出す

今週のお題「練習していること」 最近また気分が落ち込みがちだったので、お風呂に入ったときに「今日の良かったこと」を3つ思い出すというのを試している。 もともとは、アメリカの心理学者のマーティン・セリグマン氏が提唱した "Three Good Things Exerc…

なんでもない猫の日

今年も猫と一緒に猫の日を迎えることができた。 毎年これだけたくさんの人がお祝いしているのだから、そろそろ祝日にすればいいのにと思う。 でも、猫の日は特別なことがなくてもなんだか幸せだ。 今日も朝早くから「ごはんごはん」とたたき起こされる。 も…

右に曲がろうとする意志

教習所でいちばんお世話になったE先生の話を書いたが、E先生以外にも、いろいろな先生からいろいろなことばをいただいた。 中でも、Y先生のことばは折にふれて思い出してしまう。 路上に出て3回目のことだった。 幹線道路の右折レーンの先頭で信号待ちを…

教習所は出たけれど

運転免許証を更新した。 この5年間一度も運転しなかったので、当然ゴールドである。 免許を取ってから何回かは実家の車で練習した。 しばらくのブランクの後で運転が必要になったときには、ペーパードライバー講習も受けた。 しかしあまりにも向いていなか…

2023年の七味五悦三会

江戸時代には、大晦日に家族で除夜の鐘を聴きながら「七味五悦三会(ひちみごえつさんえ)」を語るという風習があったらしい。 今年はじめて食べたおいしいものが七つ、楽しかったことが五つ、はじめて会って嬉しかった人が三人あれば、「今年はいい年だった…

猫を迎えた日

我が家に猫をお迎えしたのは、5年前の今日のことだ。 行きがけにちゅ〜るを仕入れて、わくわくしながら保護猫カフェへ向かった。 普段おとなしくあまり動かないタイプの猫だったので、なんとなく、すんなり連れて帰れそうだなと思っていた。 甘かった。 トラ…

ある日突然猫がいなくなったら

縁あって、数年ぶりに舞台を見に行った。 村上春樹さんの代表作『ねじまき鳥クロニクル』の舞台だ。 村上さんについては、 新刊の発売日に開店前から書店に並んだり、 ノーベル文学賞の受賞に備えて待機するほどの熱心なファンではないけれど、 特設サイトで…

思い立ったが吉祥寺

数年ぶりに吉祥寺へ行った。 吉祥寺は、はじめて一人暮らしをした街だ。 住む前は、なんとなくメジャー感がありすぎて、自分にはあまり向いていなさそうだなと思っていたけれど、 縁あって住んでみたら、好きな場所も人も少しずつ増えて、 振り返ってみると…

関東の片隅から阪神の勝利を見守る

阪神タイガースがついにリーグ優勝した。 応援していると言えるほど熱心ではないけれど、 父が阪神ファンだった影響で、 いまだに「阪神勝つといいな」とぼんやり思う癖がついている。 刷り込みとは恐ろしい。 子どもの頃はわけもわからず阪神の野球帽をかぶ…

李忠成のボレーとあの夜の父

李忠成選手が現役引退を発表した。 李忠成選手といえばやはり、 2011年のアジア杯決勝、オーストラリア戦で決めたボレーシュートが心に残る。 あの夜は実家で試合を見ていた。 キックオフが夜中だったので、片づけなどして待っていたら、父の様子がどうもお…

猫好きの猫アレルギー問題

スタバでコーヒーを飲んでいて、隣の席の女の子と男の子の会話が耳に入った。 これから2人で保護猫カフェに行くらしい。 女の子のほうは、猫が好きなのに猫アレルギーで、猫にさわるのは難しいけれど、別の保護猫カフェにも何度か行って、猫を眺めていると話…

大量の芋煮をふるまうロナウジーニョ

月初のささやかな楽しみに、カレンダーをめくるというのがある。 内巻敦子さんのイラストのカレンダー。 J SPORTSのサッカーニュース番組「Foot!」とのコラボグッズだ。 「Foot!」を見るようになったのは、もう10年以上前のことだ。 サッカーは好きな方では…

人が死なないミステリ

落語に興味をもったのは、北村薫さんの「円紫さんと私シリーズ」がきっかけだったと思う。 大学受験に失敗して浪人が決まって、時間をもてあましていた頃だ。 人が殺されたりする描写が苦手で、ミステリはあまり読んだことがなかったけれど、「人が死なない…

8月のハッピーバースデー

この時期の個人的な恒例行事として、落語を聞きにいくというのがある。 国立演芸場の8月中席。 桂歌丸師匠が長年トリを取っていた興行だ。 はじめて行ったのはどういうきっかけだったのかもう覚えていないけれど、 ちょうど歌丸師匠の誕生日の8月14日だった…

はじめに

6月の末に、5日続けて仕事を休んでしまった。 最初はいつもの頭痛だった。 薬を飲んで安静にして、1日か2日もすれば治まるだろうと思っていた。 しかし、生活のリズムが乱れたせいか、頭痛はますますひどくなった。 そのうちにめまいがきて、胃痛がきた。 こ…